「逆パイ」という用語は、留置施設職員に用いられる実務用語になります。
意味としては、検察庁や裁判所に押送された被疑者や被告人が、逆送便で
警察署に戻り次第釈放されることを言います。
逆パイがよく見られるのは、
・新件送致で検察庁に押送された被疑者が、勾留請求されずに警察署に戻ってくる場合
・勾留請求却下の結果と共に、被疑者が、裁判所から警察署に戻ってきた場合
などです。
「逆釈(ぎゃくしゃく)」と表現することもあります。
弁護士が率先して使うような用語ではありません。
次のようなやり取りの際に、留置施設職員が使うことがあります。
弁護人
〇〇さん、今日の勾留質問、どうなりましたか。
留置担当
却下です。逆パイです。