窃盗 武蔵野簡易裁判所 平成31年2月 量刑データベース

東京都多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅前にある石埜法律事務所から、

弁護士石埜直樹が扱った事件の量刑データを提供させていただいております。

東京地方裁判所立川支部管内の事件が中心です。

他、東京地方裁判所本庁管轄、横浜地方裁判所管轄の事件が若干あります。

記事タイトルは、「罪名 裁判所 宣告年月」+「量刑データベース」とさせて

いただいております。罪名で検索していただければ、同種事案の量刑をお調べ

いただくことが可能です。

窃盗 懲役1年4月 武蔵野簡易裁判所 平成31年2月判決宣告

実刑・猶予の区別、猶予の内容:実刑

実刑の場合の一部猶予:なし

宣告刑:懲役1年4月

求刑:懲役2年

累犯前科:あり 同種2件

同種前科:あり 同種の懲役前科2件、同種の罰金前科1件

認め・否認の区別:認め

事案の概要:

累犯前科のある被告人によるスーパーマーケットでの万引き事案。

被告人に摂食障害、クレプトマニアの疑いあり。

被害額は、2152円。

保釈中は、クレプトマニアの治療に専念。

被害店舗に謝罪文を送付。

被害店舗の強い意向で、被害弁償できず。

5000円を、日本財団の犯罪被害者支援事業に

贖罪寄付。

父親が情状証人として出廷。

弁論では、罰金刑の選択を求めた。

結果、裁判所は、懲役刑を選択。

出所後にクレプトマニアの治療を行っていなかったこと、

万引きのリスクがあるにも関わらず一人で被害店舗に赴いたこと、

エコバックの所持を不利な事情として考慮。