「刑事弁護 用語解説」のカテゴリーに、不起訴処分告知書に関する記事を
掲載する予定がありますので、参考までに、
不起訴処分告知書の書式を紹介させていただきます。
不起訴処分告知書は、検察官送致になった被疑事件が不起訴処分になった場合に、
当該処分を告知してもらうために、弁護人等が、事件の主任検察官(要は、担当検事)に
請求する書面になります。
所定の手続を経れば、検察官の方で、不起訴処分告知書を作成、交付してくれますので、
特に書式を把握している必要はないのですが、参考までに、書式をご紹介します。
「こんな書類なんだ。」というのがお分かりいただければ、十分なのですが、
不起訴になった理由は全く書かれていない(要は、教えてもらえない。)ということも、
知っておくと、なお良いと思います
不起訴処分告知書 書式
様式第118号(刑訴法第259条,規程第76条)
不起訴処分告知書
令和 年 月 日
被疑者 〇〇
上記弁護人 〇〇 殿
〇〇地方検察庁〇〇支部
検察官 検事 〇〇 ㊞
貴殿の請求により下記のとおり告知します。
記
被疑者 〇〇 に対する ×× 被疑事件については,
令和 年 月 日,公訴を提起しない処分をしました。
令和 年 検第〇〇号
*「公訴を提起しない処分をした」というのは、被疑者を「不起訴にした」という意味です
*検察官の個人印の他に、検察庁の大きな角印も、検察庁、検察官の表示部分に押印されます
*末尾の枠内は、検番(検察庁における事件番号)の表示です